■どの段階の入居審査に落ちたのかを確認する

 賃貸物件を借りるときに行う「入居審査」。なぜ通る人と通らない人がいるのでしょうか?

入居審査には、主に〈連帯保証人をつける入居審査〉と〈賃貸保証会社を利用する入居審査〉があります。今回は〈賃貸保証会社を利用する入居審査〉をした場合に関して解説していきます。

 まず、「どうして入居審査に落ちたのか?」の前に「どの段階の入居審査に落ちたのか」を知ることが大切です。

賃貸保証会社を利用した入居審査の場合、

  • 賃貸保証会社の入居審査に落ちる
  • 賃貸保証会社の入居審査には通ったが管理会社の入居審査に落ちる
  • 賃貸保証会社の入居審査も管理会社の入居審査にも通ったが家主審査に落ちる

このように入居審査には段階というものがあり、一度の入居審査だけでは完結しないことが多いです。そのため、入居審査に落ちたから落胆するのではなく、どの段階での入居審査に落ちたのかを知ることで、次に物件を申し込む際の対策方法が変わってきます。

また、利用する賃貸保証会社にも種類があり基本的には以下の4種類に分けられます。

A)信販系:借主の金融情報を元に入居審査をする。

B)LICC系:申込者の状況(年収、家族構成、職業など)によって、入居審査を行っており、加盟している賃貸保証会社同士で借主の情報を共有できる。

C)LGO系:基本的に独自審査のため加盟している賃貸保証会社間との共有も薄い。

D)独立系保証会社:基本的に独自審査。加盟している賃貸保証会社間の情報共有は一切ないので比較的通りやすい傾向がある。

このように種類ごとに複数の賃貸保証会社が加盟しており、それぞれ保証料も異なることがありますので申し込み前には入居審査をする賃貸保証会社について調べてみることも大切です。

■入居審査に落ちたらするべきこと

 入居審査に落ちた理由は基本的に教えてもらうことはできません。ですがどの段階の入居審査に落ちたのかは不動産屋さん経由で確認できる可能性がありますので、第一段階の「賃貸保証会社の入居審査」に落ちてしまった場合は管理会社が他の賃貸保証会社を扱っているか確認し賃貸保証会社を変えて再度入居審査に出すことができる場合があります。例えば管理会社が信販系とLGO系の賃貸保証会社を扱っている場合は、信販系の入居審査に落ちてもLGO系の入居審査に通すことができることがあります。

■入居審査に落ちやすい人の特徴

 入居審査で見られているのは『家賃の支払い能力があるか』です。信販系の入居審査の場合は借主の金融情報を調べますので、携帯電話料金・クレジットカード・奨学金・税金・公共料金の滞納、保険料の未納、犯罪や逮捕歴・反社会的勢力該当等がある場合は基本的に通りません。それ以外の賃貸保証会社は金融情報を知り得ませんが、年収・職業・引っ越し理由や借主の人柄等から判断することが多いです。無職でも預金残高の通帳コピー等、家賃の支払い能力を示せるものを提出できれば通る可能性もあります。逆に有職者であっても水商売や、過去に近隣トラブルを起こした経歴がある、申込書の内容と引っ越し理由の一貫性がない、個人事業主等で職業の信用度が低いと判断された場合は通りにくくなります。

■入居審査に落ちないために気をつけるべきこと

 入居審査に落ちた理由はこれという決定的な理由は教えてもらえませんが、通りやすくするために事前に気をつけるべき点はいくつかあります。

  1. 身なりや態度に気をつけること
  2. 申込書に虚偽の記入をしないこと
  3. 収入に見合った物件に申し込むこと
  4. 緊急連絡先等の第三者の情報が必要な場合は事前に了承を得ておくこと

上記の4点は、対策としては必須項目といえます。

そして、引っ越し理由や年収部分等で心配な点がある場合は正直に不動産屋さんに伝えましょう。後から虚偽が発覚した場合はそれだけで信用を失いかねません。

時間と労力を無駄にしないためにも事前に準備できることはしておくことをおすすめします。